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青年部の活動

  • 2018年05月20日

    『自民党青年局の被災地訪問事業「TEAM-11」を宮城県岩沼市、仙台市若林区、塩竃市、利府町で実施!』

    【自民党青年局の被災地訪問事業「TEAM-11」を宮城県岩沼市、仙台市若林区、塩竃市、利府町で実施!】

    平成30年5月18日、19日と、
    自民党青年局の被災地訪問事業「TEAM-11」が
    宮城県で実施されました。

    この事業は、東日本大震災被災地の復興を後押しするため、
    継続した活動・訪問を通じて被災地の困難に向き合い、

    課題の解決に全国で取り組むという趣旨から、
    平成24年2月にスタート、今回で37回目の開催となりました。

    今回は鈴木馨祐自民党青年局長(衆議院議員神奈川7区)、
    佐々木紀青年局長代理(衆議院議員石川2区)、
    武井俊輔青年副部長(衆議院議員宮崎1区)ら青年局国会議員、

    依光晃一郎党青年局中央常任委員会副議長(高知県議・香美市)、
    森貴尉党滋賀県連青年局長(滋賀県守山市議)、
    菅沼利紀党滋賀県連青年局常任委員(滋賀県湖南市議)

    など地方代表の一行が宮城県に来県、
    岩沼市、仙台市若林区、塩竈市、利府町を訪問しました。

    私は今回、
    自民党宮城県連青年局長として、
    この「TEAM-11」の宮城県受け入れを担当し、

    宮城県連青年局、県議会の先輩議員や
    党支部の方々の大きなご協力をいただき、

    沿岸被災地の現在の課題などを
    国会議員や全国の地方議員にもご理解いただく
    貴重な機会をつくることができたものと思っております。

    ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

    以下、順次振り返ってみたいと思います。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    岩沼市においては、
    村上智行県議のお力をいただき、

    千年希望の丘において
    井口経明前岩沼市長・菊地啓夫岩沼市長との意見交換会、

    岩沼市にしき食品において、
    岩沼市の若手経営者との意見交換会

    を開催しました。

    井口前市長からは震災直後からの対応、
    千年希望の丘をつくった経緯、
    いかにコストとスピードを意識するかというお話など、

    今後大規模災害が起きたときに
    首長がどのように対応していくべきかなど、
    貴重なお話をいただきました。

    菊地市長からは、
    6月3日から始まる岩沼市長選直前のお忙しい時期にもかかわらず、
    復興の進捗や岩沼市における現状の課題などをお話しいただきました。

    また若手経営者のみなさんからは、
    中小企業経営の様々な課題や若い世代の投票率向上、選挙制度にまで話が及び、
    大いに盛り上がったところです。

    いずれも鈴木けいすけ青年局長をはじめとする青年局国会議員と、
    熱心に意見交換がなされました。

    千年希望の丘の慰霊碑においては、
    献花し、全員でご冥福をお祈りいたしました。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    続いて、仙台市若林区に入り、
    震災遺構荒浜小学校を視察。

    ここでは、菊地崇良仙台市議会議員(若林区)にご協力いただき、
    当日震災発生直後の荒浜小学校の状況、
    仙台市が進めている復興事業などを詳細にご説明をいただきました。

    仙台市が作成した『東日本大震災仙台市復興五年記録誌』は、
    熊本地震のときに活かされたということ、

    今後万が一大規模災害が起こったときの
    参考になるというお話は印象的でした。

    当時の映像をはじめ、
    まだ荒浜地区は私の記憶にもその姿が残っていることもあり、
    周辺の風景や荒浜小学校の姿を見ると、
    いまだにつらいものがあります。

    荒浜の観音様にも参加者全員で献花し、
    祈りを捧げました。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    若林区からさらに北上し、
    次は塩竃市を訪問しました。

    地元、佐藤光樹県議にご尽力いただき、
    塩竃市をはじめ、離島である浦戸諸島の復興の状況、
    現状の課題などをうかがいました。

    まず、佐藤昭塩竃市長との意見交換会を
    塩竃市役所において開催した後、
    市内の復興状況や魚市場など現地を視察、

    また浦戸諸島から行政区長さんがたくさんいらして、
    島の課題などをお聞かせいただき、
    意見交換をしました。

    鈴木青年局長からは、

    「既に党としても浦戸諸島の復興に取り組んでいるが、
     島民の方々のお話を聞き、
     政策に反映することで更なる復興の加速化に努めたい」

    とのお話がありました。

    島民からは
    「入札が不調になっている状況を改善してほしい」
    「道路は砂利道のままで使いづらい」
    「復興庁で全てまとめられる体制にしてほしい」
    「国と島民の意見が乖離している」
    といった切実な意見が出されたところです。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    翌朝は早くからスタート、
    塩竈市魚市場の視察と市場関係者の皆様からご説明、
    意見交換をしました。

    実際にマグロが水揚げされ、
    せりが行われ相次いで落札されていく光景は、
    なかなか見られないものでした。

    ふだんは刺身でしか見ないマグロの姿が、
    大量に並び、迫力がありましたね。

    被災していましたが数年前に完成した魚市場は、
    観光という点でも様々な工夫がなされているところです。

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    最後に利府町に入り、
    熊谷大町長から震災で被害を受けた浜田漁港の復興事業、
    天然の桟橋「馬の背」のご説明をいただきました。

    利府というと地元の人でも
    「海」のイメージがないのですが、

    利府にある海を使った新たな観光スポットの模索を
    町では考えておられるようです。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    東日本大震災から7年の月日がたちました。

    震災直後の課題とは
    現在はまた変化をしてきていますが、

    まだまだ復興が進んでいないという現状、
    新たな課題が生じている面もあったり、

    一方でこの震災の経験を、
    万が一大規模災害が日本のどこかで起こったときに、
    役に立てることができるのではないか、
    ということも今回各地で感じたところです。

    震災の年は特に、私も含めて、
    おそらく東北の誰もが
    絶望的な気持ちでいたのではないかと思います。

    大切なご家族を失った方、
    家を失った方、
    思い出や様々なものを失い、
    それぞれの土地でそれぞれの事情のなかで、
    筆舌に尽くしがたい思いをされたことでしょう。

    私にとっても大変つらい年でした。

    しかしだからこそ、
    被災した我々だからこそ、

    それぞれの分野で前向きに取り組み、
    新たな世界をつくることができるのだと私は確信をしています。

    震災前の状況にただ戻すのではなく、
    つらい思いをした我々だからこそ
    全国でモデルとなるようなまちをつくろう、

    それぞれのまちで、
    それぞれのお仕事で、
    みなさん七年間頑張ってきたのだなと、

    今回たくさんの方とお会いし、
    お話を聞くなかで強い思いを感じたところです。

    今回は青年局の事業ということでしたが、

    大先輩方に比べれば
    青年世代は知識も経験も不足しており、
    未熟な点はたくさんあるのだろうと思います。

    しかしわれわれ青年世代は、
    10年先、20年先、30年先を見据えた活動ができるのであり、
    この点だけは大先輩方には負けません。

    今回の「TEAM-11」、
    盛りだくさんの日程でありましたが、
    宮城県の各地で震災復興の先進的な
    様々な取り組みを再確認することができました。

    青年局国会議員の皆様には国政の場に反映していただき、
    青年局地方議員の皆様にはそれぞれの地域で、
    われわれの教訓を置換えていただきたいなと思うところです。

    二日間大変なハードスケジュールでしたが、
    有意義な事業となったものと確信しているところです。

    ご参加された皆様、
    ご協力いただいた皆様に、
    あらためて感謝申し上げます。

    ありがとうございました。

    自民党宮城県連青年局長 渡辺勝幸